施設の種類と特徴について紹介

介護施設は、施設によって入居できる人の条件や入居にかかる費用が異なっている。介護施設は8種類あり、大まかに公的施設と民間施設、さらにそれぞれ要介護者と自立者向けの施設に分けられる。
公的施設とは、地方自治体や社会福祉法人など公の機関により運営される施設で、月額利用料が安めに設定されている。また、自立した生活を送るのが困難な人や民間施設に入るお金が払えない人などを優先的に受け入れる傾向がある。公的施設には、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、介護療養型施設、ケアハウスなどが存在する。特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、介護療養型施設の3つは介護保険3施設と呼ばれ、自立した生活が送れない要介護者や認知症の人を対象としている。
民間施設とは、事業者によって運営されている老人ホームのことである。公的施設に比べると、利用者の満足度をあげる点に重きをおいている。施設によって異なるが、レクリエーションやイベントが充実している施設もある。民間施設には、介護付き有料老人ホーム、住宅型有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅、グループホームなどが存在する。介護付き有料老人ホーム、住宅型有料老人ホームは基本的に要介護者や認知症の人を対象としている。サービス付き高齢者向け住宅は、自立した人から要介護度の重い人まで幅広い層を対象としている。民間施設の特徴は、月額利用料に差があるところや要介護者から自立している人など幅広い層が利用できるところである。